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2007年12月31日 (月)

休息:フランス人 Oui ou Non (No.1)

フランス人 Oui ou Non: <1>

フランス人というと、「少し冷たくて、自己中心という印象を持つ人」は多いですよね。考えてみれば、それ程多くの人がフランス人と接した訳ではないのに、いつのまにかフランス人は冷たいという印象が定着していて、それでもってフランスに旅行した人は、「やっぱりそう。全然、英語話してくれなかった」「レストランでもアジア人だから差別された」なんて経験をして帰ってきた人も多いと思います。そこで、僕自身がフランスでの様々な思い出を忘れないためにも、フランスで経験したいい話、悪い話、両方纏めてご披露しようと思います。名づけて「フランス人 Oui ou Non」。さて、今回はOuiNonか?

1994年だったと思いますが、出張でロンドンから来た知人をつれて、ロアールにある城めぐりをしたことがあります。いきなり脱線しますが、ロアールには100ぐらいの城があるといわれています。そして、観光できるシャトーだけでも、20ぐらいはある筈です。フランスに10年近くいたので、ロアールにも何度となく訪ねましたが、訪ねたシャトーは本人の意に反して、10個もないんです。「研究熱心でないから」、「面倒くさがりだから」、いえ、それも否定しませんが、事実はこうです。(ある時の友人からの電話)「今度フランスに遊びに行くんだけど」「そう、再会を楽しみにしているよ。で、どこにいきたい?」「シャトーとか見たいよね。折角フランスに行くんだから。遠いの?」「いや、車で2時間ぐらいかな。楽勝だと思うよ」「決めた。じゃあシャトーに行くことにする」「じゃあ、どこに行くか、まだ時間があるから研究しておいたらいいよ。」「わかった。宜しくね。」(以上、フランスを訪れる知人との会話の代表例)。で、当日。「色々調べたんだけどさ、やっぱ、シュノンソー城とかシャンボール城とか、外せないよね。きれいそうじゃん、あれ」・・・・というわけで、僕はシュノンソーとシャンボールは少なくとも4回はいってます。でも、そこから少し離れている名城は、結局、時間切れとなりついぞ行くことなくフランスを離れました。結局、訪ねたお城は凄く偏っていて、全部で5~6箇所といったところでしょうか。今日のお話は、その数少ない例外、ユッセ城にイギリスの知り合いを連れて行った時の話です。

このユッセ城、あまり聞いたことないかもしれませんが、実は日本人が一番身近な城です。

この城はあの「眠れる森の美女」の舞台となったといわれる女性的な可愛い城で、なんと城の中に、眠れる森の美女のストーリにそった人形が飾られている城なのです。

この城にゆく途中、道に迷いました。フランスは観光地の道路標示はかなりしっかりしていて迷うことはないのですが、それだけに迷ってしまうと、それはつまり標示が出ていないぐらい目的地から遠い所まで、迷いでてしまったという事で、とてもヤバイ状態にあるわけです。狭い道に迷い込んでかなり狼狽する僕。「大丈夫ですか?」とかなり不安の表情を隠さない友人。地図には、明確に城の印はついているのですが、今、どこにいるかわからないので、どちらに向かっていいかわからない。道路は狭いので、車とめるスペースはないし・・・ついに分岐点についてしまい、さて、どっちにいったらいいかわからないし・・で、思い余って、道路脇の家の庭先近くまでそうとう深く入り込んで車を停て地図を眺めてました。

片車輪はもう庭に入り込んでいたと思います。 と、その家の扉があいて住人が近づいてきます。「やっば。逃げなきゃ」と思ったのですが、こういう時って、結構気持ちがからまわりして、エンジンがなかなかかかんなかったりするもんですね。オジサンはどんどん近づいてくるし。「仕方ない。お詫びしよう」と腹を決めて、なるべく哀れっぽい道に迷った外国人観光客の雰囲気を醸し出す努力をしつつ、「道に迷ってしまったので、庭先に車停めて地図みてました。すいません。今すぐ車出します。」と懸命にわびました。するとオジサン、「どこに行きたいんだ?」と一言。行き先を告げると、家に戻って数分。 白い紙にマジックで地図を書いてくれて、丁寧に丁寧に行き先までの道を教えてくれました。そして、満面の笑みを浮かべて、「無事つくといいね。」といって送り出してくれました。「哀れな道に迷った外国人観光客」にとっても優しく手を差し伸べてくれた田舎のオジサン。

フランスには、パリと「パリ以外」の2種類しかない。なんて言葉をよく聴かされますが、「パリ以外の」代表であるロアールの田舎のオジサンは確かに人情味あふれた人でした。そんないきなりの好印象のおかげか、僕はフランスの田舎の人が大好きです。旅行先でふふらっと入るレストランとかでもなるべく店員さんに話しかけたりして、たわいない会話を楽しむことにしています。そんなわけで、フランスOui ou Non。「今日はOui体験」でした。旅先でのエピソードはまだありますが、それはまた次回。A Bientot!See you!

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