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2008年1月25日 (金)

休息: フランス人 Oui ou Non (No.4)

✏序章

サラリーマンを長いことやっていると、誰にいわれるでもなく、自分でなんとなく勝手に決めているルールが出来てきますよね。例えば、「座れない車両ではこのドアの辺りにたつ」とか、「改札を出てこの角を曲がったら社員証を用意する」とか。で、このブログも2回世界遺産の記事を書いたら、1回休息というルール、一度決めちゃうとなんとなく従うのがサラリーマンの悲しき性。で、今回もオランダ、ル・ピュイと2回旅行記を書いたので、今回は1回休んで、フランス人特集を書きたいと思います。今回は最初から答えをいいます。今回はフランス人Oui体験です。フランス人というより、フランスの国の合理性に感動した事があるので、是非お伝えしたいと思います。

それはVienne

それは、Alps近くのVienneという町でのこと。たしか春の連休にAnnecyという街にパリから小旅行で行ったのですが、その途中に立ち寄ったのが、Vienneです。因みに最後はEvianという街に泊まりましたが、ここはそうあのEvianというミネラルウォーターの製造元です。買い物に行ったら一寸見てみてください。3連山が印刷されているのですが、Evianにいったら、本当にあんなふうに綺麗な三角錐の山が3つ並んでいました。ここでは街の真ん中にEvianのミネラルウォーターが飲み放題の水道があって、みんな空のペットボトルを持ってきて水を詰めていました。まるでポンジュースが出てくる愛媛の水道みたいに。

✏午前1

ところでVeinne。ここは、Pyramidsというミシュランの2星レストランがあって、旅の間一回だけ贅沢をしようとこのレストランのあるホテルに泊まって、このレストランで優雅な食事を楽しみました。満ち足りたひと時、さぁあとはゆっくり広~い風呂に浸かって、そろそろ寝ようかといっていた午前1時頃、当時小学校3年生ぐらいだった息子が目を覚ましてお腹が痛いといいだしたのです。最初は、明日になればなおるから、寝なさいとか慰めていたのですが、あまり痛そうなので親としても心配になり、ホテルに相談。ホテルが気を利かせて医者を呼んでくれました。こんな時間に医者が来てくれるのだろうか???と思っていましたが午前2時ぐらいに女医さん到着。触診をしたあと、「大丈夫です。この薬を飲ませればおさまるでしょう。では」と処方箋をくれました。で、Au Revoir

とか行って帰ってしまいました。午前2時にもらった処方箋、あなたならどうします???????? ホテルに相談すると、思いもかけないアドバイスが・・・

✏警察に行きなさい

「それなら、警察に行きなさい。場所はここ」と地図をくれたフロントのおじさん。警察に行くとあいている薬屋を教えてくれるとのこと。「でも、午前2時ですよ。」という言葉は呑み込んで、車で午前2時の街に。知らない街をグルグル走り回って見つけた交番。

どきどきしながらドアをたたく。2回、3回、明かりがついて中から警官が出てきてくれましたが、「この人絶対30秒前まで寝てた」とわかるほと髪の毛モジャモジャのオジサンでした。なるべく哀れっぽく、「パリから観光にきたんだけれど、子供がものすごくお腹がいたいっていうので医者に見てもらったんだけど、薬かえるところありますか??」と恐る恐るいうと、「ちっと待ってて!」と言われ待つ事、23分。「今この薬屋に連絡取るからここに行って買ってください」とモジャモジャ警官。「でも、開けてくれるんですか?」と僕。すると警官曰く、「フランスでは、緊急の場合のために町の中で必ず24時間薬をうる薬局が当番で決まっていて、この当番表は警察に報知され、警察にゆけばいまどこの薬屋があいているかが分かるとのこと。」この合理的メカニズムに感激しながら、医者に書いてもらった地図を頼りに薬屋を訪ねて車で走ること5分。薬屋は見つかったけど、真っ暗。

「あり?」っと思っていたらプーと車が近づいて、中からAnotherモジャモジャオジサンが登場し、ブラインドを上げて、明かりをつけて「ハイッ」と薬を渡してくれ、「じゃ」っといってまた車でプーと帰ってしまいました。

✏これぞフランス合理主義

復習すると、「フランスではいつ如何なる時でも開けてくれる薬屋が当番で決まっていて、その当番は警察が把握している。警察の電話一本で当番の薬屋は店を開けて薬を処方することが義務付けられている」のです。ね、凄いでしょ?僕は感激しました。赴任直後は、、お店に買い物に行っても、なんとなく、だらっとした感じでヤル気があるのかないのか分からないような人が売り子やっている印象が強かったフランスですが、「ルールをキチっと決めて、それに確実に従おうとするこの国民の合理性」、これは評価に値します。2つの顔を持っているこの国民、住めば住むほど、この国民面白いです。

因みにこの薬を呑んだ息子はすぐ痛みを忘れて眠ってしまうし、深夜に車を飛ばして薬を買ってきた亭主の評価は(一時的に)あがるし、VivaFranceって感じでした。そういえば、パリでは日曜日に開けてくれるパン屋さんも当番で決まっているという話を聞いたことがありました。「どんなに貧しい人でも、週末飢える事がないようにパンだけは買える」ようにと考えられた制度だそうです。

ともあれ、フランスの奥深さにちょっと触れた僕でした。で、今日はフランス人Oui ou Non、超Oui体験でした。

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