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2008年1月 9日 (水)

旅行第六日目:サン・サバン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会

Photo_4 旅行第六日目:サン・サバン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会

ちょっと国境を越えてドイツまで足を伸ばしましたが、今日はまたフランスに戻ってきました。今までわりとメジャーな世界遺産を紹介してきたので、今日はぐっと地味な遺跡を紹介させてもらいます。地球の歩き方のNo.26サン・サバン・シュル・ガルタンプ・・ね、知らないでしょ?僕も全然知りませんでした!!

地球の歩き方の世界遺産を訪問する旅にその番号の脇にシールを貼っていて、27箇所ある遺産(2002年版)のうちあと3箇所訪ねると全制覇(あくまでも2002年版ですが)と気がついたことから、残り3箇所のうちの一つ、この場所に注目しました。場所はポアチエから40㎞のところ。

このポアチエという地名、聞いたことありますか? 高校で世界史を勉強した人・・さぁ、思い出してください。そう、「トゥール・ポアチエの戦い」で一度だけ目にしたはずの地名です。この戦い、フランク王国君主シャルル・マルテルが、侵入してきたイスラム教徒を、トゥール(ロアール)とポアチエの間で撃退した有名な戦いだそうで、ここで負けていたら、フランスはイスラム化して、皆さんが今、観光でパリを訪ねても教会の代わりにモスクを訪ね、ミサを聴く代わりにコーランを読んでいたかも知れないわけです。エッフェル塔もなかったかも。ルーブル美術館にも、モハメッドの絵とか、ホメイニ師の写真ばかり飾ってあったかも。・・そう考えると重要なわけです、ハイ。ってこれは冗談。

ポアチエ迄、パリから車で3時間ぐらい、サン・サバンはさらにそこから1時間ぐらい(高速がないので)かかって漸くたどり着いた場所です。街には、そうな~んにもない。唯の物凄い田舎町。Photo

教会もこんな感じで、どんな田舎にいっても必ずあるような、全然目立たない教会です。地球の歩き方の親切なガイドがなければたどり着けない場所。ただ、その小さな小さな教会の天井には、地球の歩き方によれば(出典はいつもこればっか)、ロマネスク絵画最大のモニュメントといわれる36枚に及ぶ旧約聖書のエピソードが書かれている(「ノアの方舟」「バベルの塔」など)。1100年頃に描かれたこの絵を研究して世界に広めたのが、何と何と日本人の吉川逸治さんなのだそうで、日本とも縁がある絵画です。ある意味、フランスで唯一(世界でも?)、日本人が海外で世界遺産登録に貢献した場所なのかもしれませんね。そう考えると、なんか凄い。

Photo_5

さて、このどこにでもある教会、小さいんです。「本当にここに世界遺産あるんかい?」

と思わざるを得ないような場所。切符を買って教会の中にはいる。「付属教会」というぐらいでこの教会は付属なのでとても小さく、狭い入り口を入ったらすぐ、もう頭上にこんな感じでガイドブックそのままの絵画が展開されていました。

一部は剥がれていますが、残りははっきりと見えます。フラスコ画だから1000年も残ったのでしょうね。旧約聖書に詳しい方ならもっと感動出来たのかもしれませんが、僕は、「そうか、そんなに凄いのか」と思っただけでしたが。

1

写真をとって、少し教会の椅子に佇んでみましたが、10分もすると飽きてしまいました。だって他にみるもの何にもないから。教会を出てみたけれど、周りに何にもないので、教会の向かいのCaféでコーヒーを注文。そこでガイドブックを読んだりして20分。だって、4時間もかけてきて、滞在10分は寂しいから。でも結局、1時間も持たず退却しました。帰りはポアチエにも寄らず、まっすぐ帰ってきました。この段階で、残りあと2箇所でフランス世界遺産全制覇(あくまで2002年版ですが、しつこい?)。・・・と一人ガッツポーズで帰ってきました。

こんな小さい場所も世界遺産になるんですね。また「小さな奇跡」、どこかでご紹介しますね。

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コメント

4時間ドライブして滞在10分ですか?
お疲れさまでした~~

鎌倉の大仏までドライブ片道2時間、滞在20分といい勝負ですね?^^

こんな小さい場所も世界遺産になるんですね。

いつかNHKの番組かで、世界で一番世界遺産が多い国はスペイン、と言っていました。

その他上位の国がどこか知りませんし、そのようなことには余り関心はないのですが、文化遺産で言えばやはりフランスやイタリアが多いのでしょうか。

世界遺産はユネスコが決めるわけですが、やはりヨーロッパの文化が尺度になっているのではないかとも思います(だからと言ってその他の文明が軽視されているというわけではありませんが)。

EUが環境だの食品だの会計だのと各種の標準を設けて、それが世界に対して発信され、世界のメーカーなどがそれに追随する傾向がある、いわゆるEUのソフトパワーの投射、ということが昨今よく語られていますが、世界遺産も、ユネスコを通じて間接的にですが、その表れではないでしょうか。

昨年末に巷の話題になったミシュランのガイドブック、フランスワインのAOCなども、本来の趣旨は別として、事実上その仲間のような気がします。

もしそうであれば、今や日本の各地が我も我もと世界遺産登録に躍起になっている様子を見ると、一寸苦笑せざるを得ないかも。

堅い話ですみませんでした。

SKIPさん。毎度ありがとうございます。

考えてみると、フランス人が日本食を味わって評価する日本版ミシュランに大騒ぎするのは変ですよね。だって逆にフランス料理を日本人が評価したって、きっとフランス人は誰も見向きもしないでしょうね。

世界遺産も、屋久島とか白川郷とか、日本も頑張っているんですが、どうもこの世界遺産の基準は不明ですね。

これからも、何でこれが????なんてヤツを紹介します。

まだ1~2つありますよ。あれ???ってヤツが。

では

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