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2010年10月 7日 (木)

2010年No.37 プロバンスの1週間No.2 レ・ボー(Les Baux)

2010No.37 プロバンスの1週間No.2 レ・ボー(Les Baux

✍だんだんと

聞いた事もないオタッキーな名前が出始めましたよね。すいません、ちょっとだけお付き合いください。

✍夏草や

「夏草や、つわものどもが夢のあと」という日本の戦場跡の侘しさを歌った俳句がありますが、この歌、僕にとって一番ぴったりきたのが、このレ・ボーでした。

何にもないんです。そう「何かあったけど、今は何もない、そこで何があったかを偲ぶ」タイプの名所が、ここレ・ボーです。

アルルに来たついでによったこの地、地図を頼りに車を走らせると突然、まるでそこだけ隆起したような台地が見えてきます。Photo_7 それがレ・ボー。ここだけは航空写真でもないとイメージが全く浮かばないでしょうから、絵葉書の写真載せます(僕がヘリに乗って撮ったのではありません)

Photo_8

地球の歩き方に1頁だけ載っているだけのこの地。説明によれば、Ville Morte(直訳すれば死んだ街)。嘗ては「ボー家」は南仏最強の領主として当時79の街を従え栄華を欲しいままにしていたそうですが、14世紀にその血筋が絶えた後は没落し、プロヴァンス公国、そして1483年の反乱で要塞を粉砕されてフランス王国支配へと屈し、その後、ルイ12世の宰相、1632年にあの有名なリシュリューによって完全に破壊され、そのいわば「残骸」が保存されているという場所です。まさに「強者(つわもの)どもが夢の跡」です。ここには、夏草さえ咲いていません。ローマーの遺跡は、その地に立つと、それでも2千年前の建造物を必死で残そうとしている人々の熱意を感じますが、この地に立って感じるのは「破壊」。あったものを徹底的に壊そうとした結果が「綺麗に」保存されています。観光者向けに作られた簡易階段以外は過去のままです。こんな感じで・・。こういう破壊を目の当たりにした観光はこれが初めてでした。その意味で赴き深い場所です。1_3 2_3

✍みるもの

はこれだけ。「レ・ボーの大地の歌い手」と称えられたプロバンス語の詩人シャルルーン・リューの記念碑。これが大地の外れに栄枯盛衰をじーと見てきたようにポツンと建てられていました。Photo_9

フランスの旅、こんな飾られていない名所も逆に見甲斐がありましたよ。

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コメント

これもまたすごい風景ですね~。。写真大きくしてみると迫力です。。。この”壊されっぷり”は、ちょっと怖い感じですが、、、イギリスにも廃墟っぽいお城はたくさんありますが、それにしても、、、、

Chingorin-san

凄いですよね。足元に壊れた建物が転がってます。
フランスの親はこの光景を見て、子供たちに「栄枯盛衰」を説くのでしょうか?

それが狙いでこんな保存方法にしているのか、フランス文化庁の意向を聞いてみたいです。

でもこれは世界遺産ではないのですね~。結構意味深いと思うのですが、これ。

やっぱり基準がよく分からない。

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